行く秋を 過ぎれば知らぬ 我が身かな
行く秋という季語に去年の秋の意味はないと思いますが、自分にとって仕事に明け暮れ、感情がなかった、去年の秋を思い出しながら、詠んだ句です。
昨年の秋の自分に、その秋を過ぎれば、次の年の秋には、変わろうとする自分に出会えるよって言ってあげたいです。
昨年の秋、土日もずっと仕事のことを考えているのを見かねて、琵琶湖に日帰りキャンプに家族が誘ってくれました。
おそらく、琵琶湖の北方面にある、六ツ矢崎浜オートキャンプ場だったと思います。
その日は、天気が良く景色も良かったのですが、私は表情がなく、ただひたすらボッーとしてました。
ゆっくりして、ボッーとするのでなく、放心状態です。始めはゆったりした景色を見ても、なんの感情も湧いてきませんでした。
大きくギザギザにえぐれた心臓を、少しだけ景色がやさしく修復してくれた気がします。
10月に信州を一人旅をしたとき、若い頃ツーリングにいったときのことを思い出し、その頃の自分を思い出しました。車でドライブしながら若かりし頃の自分と対話してました。
これからは、人生楽しまなきゃと彼は、言ってくれました。