悩める50代男、一歩踏み出さなきゃ

仕事で心身ともに疲れ果てた経験が、人生の分岐点。男の平均寿命約80歳、人生時計として一日に換算すると50歳では午後3時 60歳では午後6時のようだ   気づけば人生の夕暮れ時 時は今も刻んでいる 残された時間はない いつかするんじゃなく、今踏み出すんだ。 

オヤジ散髪屋へもどる

今日は、昨年から行っている散髪屋へ行ってきました。

髪のカットは、約30年美容室へ通っていました。男性も通っている美容室を何軒か変わりました。最後に通っていた美容室は、美容師さんが5人くらいはいる比較的大きな店でしたが、これまで指名していた美容師さんがご結婚され、辞められることになり、美容師さんを指名してからも6・7年以上は経ってると思います。

若い頃は、散髪屋でなく、周りの友だちも美容室にいくのがほとんどで、オシャレで、散髪屋はダサいという感じで、ずっと、30代・40代・50代前半と美容室になんの疑いもなく通ってきました。

小さい時は、散髪屋で父親の意向から、刈り上げをしていましたが、あの後頭部を下から上へ撫でたときの気持ちよさは好きだったので、美容室でも刈り上げ気味にして欲しい要望をしてましたが、美容室では刈り上げのような短い髪型はするお店でないので、鏡で後ろ姿を見せられた時、いつも満足してなかったけど、妥協してました。

そんな中でも、最後の美容室で指名していた女性の美容師さんは、私の意向を理解してくれており、散髪屋さんほどではないものの、美容室としては納得のできる髪型にしてくれ、たわいない会話もできる貴重な方でした。

長く通っていたので、次の美容室も探さずにいると、いつの間にか辞める時期になってしまいこれからどこに行こうかと考えてました。

 

そこで、地元で、20年以上前に、若い時、行ったことのある、お店にトロフィーを飾ってあった、数回行ったことのある散髪屋へ行くことにしました。

散髪屋は、きめ細やかなカットさばきをしてくださり、お客の要望も丁寧に聞いてくださりました。昔は若かった店主も今でも50代前後かと思います。店主が同じ方なので、何十年の空白は一瞬に埋めることができました。

 

特に美容室にはない、髭剃り。蒸したタオルを乗せられたときのなんとも言えない感覚は、子どもの頃、親父に連れられ通った散髪屋を思い出させてくれました。

店主にも、これまで美容室に30年通ってたんです。久しぶりのはずが、ずっときてたような懐かしいしっくりくる感覚なんです、という話をした時、私と同じように美容室から散髪屋におじさんになってから、リターンする方々も多いと聞きました。

やはり、散髪屋での時間は、ゆったりとできる時間です。

おじさんになり、散髪屋の良さを再認識しています。

これから美容室に戻ることはないと思います。