嵐山大覚寺を訪ねました。
大覚寺にある大沢池は、日本最古の庭池と言われています。
この大沢池は、松尾芭蕉が詠んだ
古池や蛙飛び込む水の音
この古池のことと言われています。
嵐山の中心地から離れた山里にある大沢池は、本当に静かです。
大沢池は、芭蕉が詠んだ江戸時代となんら変わることのない風景が今もあります。
芭蕉になった気持ちで真似をして詠んでみました。
古池や 鴨が羽ばたく 水浴びて
写真の奥に小さく波打っているのが、鴨が水浴びをしているところです。
芭蕉の句に浸りながら、長い時間、大沢池をずっと見ていて、思いついた句です。
鴨が水浴びをして、羽根をバタバタする水の音だけが響き渡る、今日も静かな大沢池でした。
芭蕉が大沢池で、中秋の名月を詠んだ、もうひとつの有名な句です。
名月や 池をめぐりて 夜もすがら
私も夜まで待って、名月を観たい気持ちになりました。