約30年ぶりに、富良野の六郷、黒板五郎さんの面影を探しに行きました。
ここには、北の国からの最終回で五郎が作った丸太小屋の中が有料で見られます。
中の様子の公開は禁止になってます。
次に移動したのは、石の家です。
30年前は、麓郷の森を見た後、石の家は、遠く離れた畑越しにしか観ることが出来ず、観れないことが想像をかきたててくれました。
最後に拾ってきた家
廃棄となる、バスなゴンドラの一部が建物に使用されてます。
石の家も拾ってきた家も有料で見ることができます。
2002年の北の国からの遺言からも20年が経っていますが、黒板五郎は、田中邦衛ではなく、黒板五郎なんです。
今回北の国からのロケ地巡りにあたり、初回と最後の遺言を見てからきました。
ずっとドラマを当時みていたわけではないですが、今50代となった今、小さな頃とは全く違う黒板五郎の生きざまに心を打たれます。
遺言の始めのくだり、なにも残してやるものはない。
このくだりにすべての生きざまが含まれています。
お金や形のあるものでなく、子供たちのこれからの生きる道標を残してあげたこと、これが一番大切だと感じます。
ドラマの人物としてでなく、実際に麓郷の森の中に存在した人物と感じる役者田中邦衛さんと、ドラマを作った倉本聰さんのすごさが、この歳になり、大きな存在として感じられました。